犬のささこ

同時通訳犬 / 朝からこんな犬 / 正義の味方犬 / 洗車クロス犬 

同時通訳犬

めいちゃんのようないたずらワンコを教育するにあたって大助かりなのがささこの存在である。
子犬は日に日に成長し、行動範囲も広くなり、いろいろなものに興味を持つようになるが、中には興味を持たれては困るものもあるのである。子犬の内にしつけることはしつけなければと、私もついつい声を荒げるのだった。
「コラ〜ッ!(怒)」
・・・・・しかし子犬は聞く耳を持たない。う〜ん。。。
さらに私の説教は続く・・・と、その時
「コラッ!めいちゃん!そっちに行っちゃダメでしょ!何してんの!めいっ めっこ!」
  「ぅわん!わんわん! ぅあうぉうおっ ぅぅ〜!ぅんあ゛っ!ぅあんっ!わんっ!」
私がしゃべるのに合わせるように、私の発する言葉より約0.05秒遅れてささこもめいちゃんに語りだした。
ささこはまるで同時通訳者のよう。犬語に訳してめいちゃんに伝えてくれようとするのか、その証拠に私が止めるとささこも言うのを止める。(←すごくない?)
「めいちゃん!・・・・来なさい。おいで!」
   「わんっ!・・・・ぅう゛〜わわん!」
不思議とめいちゃんもささこに言われて分かったようで、タッタッタッタッタとこちらに走ってきた。しかしそこで一件落着ではない。
「あが〜!」走り寄るめいちゃんをささこは手荒く出迎えた。
「あがっあがっ ぉおお〜!」私に代わってお仕置きまでしてくれているのだった。
それにはめいちゃんも『ゴメンなさ〜い』と降参のポーズ。(←ほんとに反省してるのかは疑問。)
とりあえず一件落着。
ささこにはご苦労様の意を込めてジャーキーを進呈した。

う〜ん。。ささこがいなかったらほんと大変だったと思う。
めいちゃんたらささこの言うことは聞くんだよね。。。めいちゃんにとってはささこが1番の尊敬の対象となっているのだろう。そして同時に私もささこを尊敬と感謝の眼差しで見つめてしまう今日この頃なのであった。せんきゅうささこ☆

朝からこんな犬

ささちゃん・・・
最近ぽかぽかで気持ちいいのは分かるけど
お腹を出して寝るのはやめなさいね。

正義の味方犬

少し前のお話。
ささこの散歩は、家の近くを流れる小川沿いの道を通り、その先の小さな漁港でフリータイムというのが定番である。
その川にはかつて近所の方が飼っていたアヒルがいつも泳いでいて、なんとも のどか〜な雰囲気をかもしだしていた。
「ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ 」なぜか、ささこが散歩に行くと彼らは途端に鳴き出す。
しかし海に着けばフリータイム(周りに人がいなければ)。ささこはそんな水の上にいるアヒルなんて関係無しに自分の散歩を満喫し始めていた。
ささこがフリータイム中なので私は川の岸辺にしゃがみ込み、アヒルを眺めつつ「ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ 」とアヒル達のまねっこで合唱に参加して遊んでいた。(←ばか)
これが悲劇の始まりだった。。。
「ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ 」調子に乗ってアヒルのまねをしていた私だったが、その時アヒルがこっちを向き、そして目があった。。。(←げげ)
「ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ・・・」
4羽のアヒルは、つーいとこちら側に向かって水をかき、「ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ 」岸へと上がってくるではないですか〜・・・!
「ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ 」ずんずんと水掻きの付いた足を踏み鳴らし、列をなして「ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ 」私を見据えながら向かってくる〜(←うひゃ〜)
不覚にもその時の私、あまりの恐怖に足がすくみ腰を抜かす寸前。。。しかしアヒル達はどんどん迫り・・・私にはアヒルが普段の何倍もの大きさに見えた。(←まじで)。
アヒルに殺されるるるる〜 もはや万事休すの状態。
私が助けを求められるのはささこしかいなかった。
「さ ささ〜っ!!!!」

たたたたたたたたたたたっ! ささこ参上☆
「わんわんっ!」
「ガァーガァーガァー」バサバサッ
私の危機を察知し、駆けつけたささこがアヒルを追い払ってくれたのだ。
「ささ〜 ありがと〜(泣)」
私はささこにすがりつきたかった。
・・・が ささこは「うお〜!(ご褒美のジャーキーは?)」
「うっ・・ごめん気付かなくて はいジャーキー。」
私が差し出すと、ぱくっ☆と、くわえるのとほぼ同時にささこはくるりと向きを変え、ぴゅ〜っと再びさっきまで遊んでいた場所へと走り去っていったのだった。。。

あ゛〜・・・きょうびの正義の味方はドライだねえ・・・・しかし報酬はきっちり要求するのか(笑)

再び平和の訪れたその海辺で、何事もなかったように走り回るささこや、すでに川でくつろいでいるアヒル達を眺めながら、もうアヒルのまねなんてするまいと心に堅く決心をした私なのでした。

洗車クロス犬

ささこはドライヤーが苦手だ。
で、ささ洗いは天気のいい日を見計らって行わなければならない。その際、ささこを洗った後のタオルドライは重要な作業であり、これを入念に行うことによって、その後の自然乾燥を早め、さらには脱衣所から廊下に至る範囲のブルブル(ささこの自主脱水)による水滴汚染を防ぐことが出来るのだ。
犬を洗ったことのある方はすでにお解りだと思うが、タオルドライを入念に、と一口に言ってもこれはなかなか大変な作業である。
たっぷりと水分を含んだ犬の毛は、容赦なく用意したタオルをグショグショにしていくし、抜け毛もたっぷりと移してくれる。
タオルは何枚あっても足りないし、ささこは「早く外に出たい〜」とそわそわし出すし・・・。でも水分は拭きとらなきゃ〜・・・・
・・・なんて、ささ洗いの度に困っていたのは昔の話。実は今は秘密兵器があるのだ。
それは『洗車クロス』。
エステー化学から発売されており、その名の通り本来は洗車後の水滴の拭き取りに使用する物だが、私は声を大にしてオススメしたい。「犬の拭き取りにも最高〜!」
シート状のスポンジで、その吸収力は抜群。毛も付きにくいし、絞りながら使ってその仕事量はタオル何枚分にも匹敵するので、是非ワンコの居るお宅には一家に1枚あると便利なグッズである。(←エステー化学の回し者ではナイけど。)

そんなわけで、先日も私はささこを洗い、この洗車クロスでささこの毛の水分を拭いていた。
ささこは洗いの時からおとなしく洗われていたし(←泡だらけのまま出窓に避難する小さい犬とは大違い!)拭き取りの時も洗車クロスのおかげで時間短縮でき、ささ洗いはすべてが順調に進んでいた。
「はい 終わり〜。」
あとは自然乾燥でOKという段階になり、ささこを外に出し、逃げられないように(←洗われる犬参照)しっかりと繋いだ。
だだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだっ
ささこはささ洗いの後は必ず、溜まっていたストレスを晴らすかのように庭を駆け回る。
「はいはい・・暴れなさい暴れなさい。」いつものことなので特に気にもとめず、私自身一息ついたりしていた。しかし私はこの時点で過ちに気付くべきだった。
だだだだっ だだだだだだっっ・・・すーりすーり
「ん? すりすり?・・・・・!!」
見ると、ささこが一生懸命自分の体を停めてあった車の車体にこすりつけているではないか〜・・・!
右へ左へまんべんなくすーりすり・・。一体これはどういう行動なのだろう?
ささこの毛を車で拭こうとしているのか、はたまた、車の汚さを見かねてささこが自らの毛で車を拭いてくれているのか(←いくら自分が洗車クロスで拭かれたからって・・ねぇ)
・・・どちらにしてもとっても迷惑。。。せっかく洗ったのにぃ〜
「ささっ!車は拭いてくれなくていいから!」

『犬を洗う前にはまず洗車してから』
また一つ教訓が増てしまった。。。

 犬のささこ


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送