犬のささこ

寒い犬 / しびれる犬 / モデル犬 / 女優犬 / 待つ犬 

寒い犬

冬の朝はフリースのコートを着ていてもやはり寒いらしい・・・。

お腹が冷えないように少しでも肌の露出分を減らそうと必死のささこ。手足を縮めてきゅきゅっと小さく小さくお座りをしています。そして小刻みにプルプルしている。

このお座りではその時々で手足の並びも順不同。
さて ささこの右手はどれでしょう〜?
「お手」と言わない限り分からないかも。。。

しびれる犬

ささこの散歩の時間は 夕暮れ時。
夕食は決まっていて 大体PM7:00。

これは一年を通してのことなので、必然的に今の冬の期間は散歩とご飯の間に時間のひらきが生じることになる。
散歩に行ってきたささこはその他の季節であれば、少しだけ待てば食事の時間となるが冬期はそうはいかない。
長年の経験により学習しているささこは、寒いし時間はあるしということで自分の小屋で一眠りして待つことにしているのだった。

PM7:00
私がごはんを持って行くより先にささこが目覚めていた場合は、私が外に出るなり「うぉーおー!(遅いよもぉ〜!)」とささこの怒りの声を浴びせられることになる。
しかし問題はささこが寝過ごした時である。
私が外に出ても し〜ん・・・待っている犬がいない・・・。
「ささー ご飯は?食べないのー?」と声を掛けてみる。
が 反応がない。。。
「ささ ささ ささー! 起きなさい〜!」と言ったあたりでガバッと小屋から飛び出してきた。(遅)
ぐぃ〜んと伸びをしつつ、目は半開きの眠そうな顔で私の方へ歩いて来るささこ。
「ほら ご飯食べるんでしょ〜」のろのろと席に着くささこ。←半分寝てる。
(・・と ここで目薬などするので一悶着あるのだがそれはまた後日。)
「ささこちゃん」 「わん」
よしよし えらいね〜 と頭をなでなでするとポカポカと暖まっていた。
ポカポカになるくらい寝てたのー。そうなのー。。
しかし無情にも私の指令は続く。
「ささ お手は?」
しかしささこはお手をしようとしない。
「手でしょ!ささの手は?」
今度はゆっくりと左手を持ち上げた。しかし私の手には置こうとしない。ささこの左手は私の手の5cm程上でぷるぷると止まっているのだった。
「はい 手ね。」と 私の方でささこの手をつかんだその瞬間
ぴくっと ささこの手は私の手を逃れるようにして引っ込められた。

「なんで〜?ささ」と言いながら私はわかっている。
これはただ寝ぼけているためだけではないのだ。
先程さわった時にささこの手もまたポカポカに暖まっていた。おそらく小屋の中で体を丸めて爆睡していたのだろう。そしてそのために、ささこの手はピリピリにしびれていたに違いないと私は推測するのであった。

何故そう思うのかって?
それは私も寝ていて手がしびれていることがよくあるから〜。。。
夜中に感覚のなくなった片腕をもう片方の手で持ち上げてあるべき場所に戻す時の感覚といったら〜・・・。
その後のぴりぴりじんじんと来る感覚も耐え難いものです・・・・(T-T)。

犬・飼い主そろってどんな寝相してるんだか・・・。ふひー

モデル犬

ちびっ子わんわん達が家に来てからというもの、ついつい今だけのかわいい瞬間を残したいという心理からデジカメのレンズは、子犬達に向けられることが多くなっていた。
カシャッ カシャッ カシャカシャッ☆ 
「めいちゃん おっくん こっち向いて! いいねいいね!かわいい〜!」(←ちょっとアヤシイかも)バシバシ撮りまくりである。
その時もまた、私は子犬の撮影に夢中になっていた。
・・・しかしそんなときである。
しゃがんだ姿勢でカメラを構える私の腕を突然背後からぐいっと引っ張る何者かの存在があった。
「誰??」と振り向くと、そこにいたのはささこちゃん。
なかなかに、ムっとした顔でそこにたたずんでいるではありませんか〜。。。
「あらささ どうしたの?」と聞くと「うーうー わんっ」と言ってそこにお座りするささこ。
「あ ささも?」そこでささこも1枚 カシャッ☆
でもまだじぃぃ〜っとこっちを見てる・・・。
「・・・で ささ的には今の顔でOKなの?」
「ん〜・・・」(今度は『ふせ』のポーズ)
「はいはい・・もう1枚なのね。。」カシャッ☆

ささこ的には、最近子犬ばかりが注目されていることに対し、我が家の専属モデルとしてのプライドが許さなかったようだ。。。
ごめんね〜(^-^;)>  反省っす。

←あっ・・・!
 カメラの前に立ちはだかるささこ。
 心霊写真じゃなくてよ(^-^;)

女優犬

ささこは女優だ。
・・・とは言ってもTVや舞台で活躍中!というわけではもちろん無いが、時折私たちに見せる小芝居はなかなか演技派なのではないかと思わせられる。

ささこには目に持病があり、定期的に病院に通っては渡される目薬を毎日欠かすことができない。もうすっかり目薬をさされるのにもベテランになったささこであるが、夕御飯前にする2種類目の目薬にはまだ慣れることができないようで、毎日のように私とささこの攻防戦は繰り広げられるのであった。。。
「ささ〜 ご飯だよ〜」「おぅおー!(やった!)」
「でもその前に目薬でしょ。」 途端にささこのしっぽが止まる。。
しかし私はそんなささこに構わずに目薬の準備をする。
目薬を右手に構え「ささ〜目薬するからお座りは?」と振り向くと、
「あっ!? あれ〜???」とでも言うかのように唐突に何かに気付いた風に通りの方へ目を向け、同時にそちらの方へと足を向ける犬が一匹。
「ちょっとちょっと・・・ささちゃーん」「わん!わん!(だって、あっちに猫がいたの!)」(←ウソだからそれ。分かるから。この他にも梅雨時などは植え込みを熱心に覗き込み、カエルがいたとか言い張ることもある。。。)
「ご飯でしょ?食べないの?」
「おうおー!うぉっ。(今ささは忙しいからそこに置いといて!)」(←おいコラ)
・・・しかし私には秘策があった。
「ほらささ 本日の厳選素材〜(どっちの料理ショー風)」その日のメインのおかずを一匙味見させる作戦だ。ささこもこの時は「ん?どれどれ」という感じで戻ってきて、その一匙分を堪能する。
「おいしい?」 しっぽパタパタ♪
「もっと食べたいでしょ?」 しっぽパタパタ♪
「じゃ その前に目薬ね!」 「・・・・!(あっ 猫!)」(←コラコラコラ)
「あーそう。忙しい犬はご飯食べないのね。」と、ご飯を遠くに隠すふりをする。
「おぅおぅおー!!!(ちょっと待って〜!)」焦ってささこが走って来た。(笑)
そこからは早業。
近付いてきたささこのひもを短く踏み→顔面確保→目薬ぽっちん で、メデタシメデタシ(^-^)
「お腹すいた?」「わんっ!
「はいどーぞ。」

いつも思うけど、すぐに降伏すれば早く食べられるのに・・・ね。

待つ犬

めいちゃんは「待て」の特訓中。まずはささこの模範演技から。
すでにお座りしているささこの前にジャーキーを置く。
「お手、反対、もう一回!」
「伏せ。もっと伏せは? ごろんは?」
「はい起きて!ささこちゃん!」「わん!」
「(^-^)えらいね〜 はいどーぞ」 あぐあぐ
ささこの技は完璧であった。
「じゃこれも食べててね〜」と残りのジャーキーを与え、私はめいちゃんの方に向かった。

そしてめいちゃんの番である。
「めいちゃん!座って座って」
しかしそこは生後三ヶ月(←もうちょっとで)バリバリ成長期の食べ盛り。一瞬座るも目は私の手に持たれたジャーキーに釘付け。「早くちょうだ〜いっ!」と、すぐにぴょんぴょんと飛び跳ねてしまう。。。
「こらっ ダメダメ!ちゃんと座って!まだ!待てでしょ!」
ついつい小さい犬相手に夢中になって「待て」を連呼していた。が、
待ってられないめいちゃんはぴょんぴょんとジャーキーに手を伸ばそうとしていた。
その時!
「ぉあ゛ぅっ!(怒)」なにやら機嫌の悪い声がした。
パっとその声の方を見るとやっぱりささこちゃん。(笑)
きちんとお座りしたその目前にはさっきのジャーキーが残っていた。
「あっ もしかしてささ、待ってたの〜??」
私がめいちゃんに指示していた言葉にささこの方が律儀に従っていたようだ。。。
「わっわっ・・(早く!どーぞって言ってよ!)」
ジャーキーと私の顔を交互に見ては必死で訴えている。
ささは食べてて良かったのに・・・ぶぶぶ 「待て」と聴いたら待っちゃうのねん。
なにげにまじめな犬だということが分かったよ。。
「はい どーぞ。」
私の号令によりささこはやっと心置きなくジャーキーを食べることが出来たのだった。

さて・・・めいちゃんは、もっとがんばりましょう。。。

 犬のささこ 


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