犬のささこ

ねだる犬 / 気にしない犬 / 謙遜する犬 / 年始挨拶犬 / スルドイ犬 

ねだる犬

早朝、朦朧とした意識の中でガタガタと犬たちの騒ぐような音を聞いたような気がした。・・・が
一瞬意識は覚醒したものの、目覚まし時計の針の位置を確認するとまた夢の世界にずるずると引き戻され、私は眠りに落ちていった。(←要するに二度寝をむさぼった)

小一時間ほど経過し、今度はちゃんと起きた私。階下に降りて行き、いつものように犬たちには朝ごはんタイムがやってきた。
「おはようおはよう わんわん達。お腹空いた??」
しっぽを振って喜んではいるのだが、気のせいだろうか?リアクションが薄い・・・。
しかし「まぁいいや」とドッグフードをそれぞれに与えると、2匹はいつものようにパクパクと食べ始めた。
・・・それにしても・・う〜ん。
さっきのリアクションが気になった私は先に起きていた家族に聞いてみた。
「誰か犬たちにごはんあげた?」「・・・あ〜 さっきウルサイからやったけど。」
やっぱりそーか・・・。

しかし今は食欲の秋。2003冬支度バージョンハイパーな犬たち。
食欲は尽きることを知らないらしい。
その後もささこは私と目が合う毎に「うおっ!」と言ってみたりして、ジャーキーが欲しいことをアピールしていた。
「何?ささ もっと欲しいの?」
「わんっ!」
「さっき朝ごはん食べたでしょ!」
「うお〜!ぅおぅおうお〜(でももっと食べるの!)」
「あんまり食べるとデブになるよ」
「・・・・・・・」
「・・・ささちゃん、朝ごはん今日はいっぱい食べたでしょ?」
「・・・・・」
「ちゃんと知ってんだよ。2回食べたんでしょ??」
「・・・う゛〜〜ん。(はい食べました。)」
ささこはウソがつけない犬だった。(笑)

そしてまた私は正直に自白したささこに免じてついついご褒美のジャーキーを与えてしまうのであった。(←激甘飼い主〜)

気にしない犬

ささこはどちらかと言えば神経質な性格の犬だと思う
・・・が、なぜかこーいうの→
は、全然気にならないらしい。。。
邪魔じゃないの〜?
ささこの中で綱はささこの体の一部と化しているのだろうか・・・???
窓から家の中を覗くとき、よく綱が顔に絡まった状態で登場するささこ。
見てるこっちが気になるから、直そうよ・・・ささちゃん。。。。。

謙遜する犬

6足目のツッカケサンダルもめいちゃんによって無惨な姿にされてしまった。(めい犬☆めい参照)
あーぁ・・・めいちゃんももう10カ月を過ぎたというのに、どうしてこうもいたずらワンコなのだろう・・・。ささこはこんないたずらしたこと無いのに・・・。
めいちゃんのあばれっぷりを見ていると、ムショーにささこがいい犬に見えてくる。。。
そして傍らのささこについ言ってしまう。
「ささはお利口さんだねぇ」
「・・・・」
「あれっ・・?そんなことないの?」
「わん。」
「えぇっ?! ささはお利口さんでしょ?」
「・・・・」
「そんなことないの?」
「わん。」
んまぁぁぁぁ(゜□゜)ノ 謙遜してるの?この犬は???そこまで出来た犬だとはビックリだわ☆(←親バカ)
「エライねぇぇ ささは」
「わん!」(←それは認めるのか!?)

振り返るとめいちゃんがバタバタしていた。
「めいちゃんは・・・お利口さん?」
「わんっわんっ」
はりきって答えるめいちゃん・・・・( ̄‐ ̄;
「ちがうでしょ。誰がこのサンダルをこんなにしたの?」
「わんっわんっ」
「めいちゃんは ば・か?」
「・・・・」さすがに悪口は分かるのか返事をしないめいちゃん。
しかしその時!
「わんっ!」
後ろから声がした。。。。ささだった。
もう一度確認のため聞いてみる。
「めいちゃんは、ば・かなの?」
「わんっ!」←ささこ

他犬には厳しいささこだった。。。

年始挨拶犬

元旦の朝、わが町の町長は就任以来、町内放送を用いての新年の挨拶を欠かしたことはない。
穏やかに迎えた2004年もまた、例年通り町長の挨拶が始まった。
ピンポンパンポーン♪
町長「え〜 町民の皆様 新年明けまして…・・・・・
         「わぁおぉぉぉ〜〜〜ん!わんわんおぅおぉ〜・・・

( ̄- ̄||) ・・・例によって例のごとく(←早起きの犬参照)ささこの新年の挨拶もまた始まってしまった。

町長「・・・すこやかで住みよい町づくり云々・・・
         「わおぉぉぉ〜おぉぉ〜 わぁんわんわん!・・・
             「わわわわん!わぉぉ〜〜んっっ!わん!わん!・・

( ̄- ̄|||) ・・・・さらに今年はもう1匹が加わった。(←しかも元気一杯)
めいちゃんも加わったことでささこのノリもますます良くなりいつもより余計にトーンアップ☆
もうこうなると町長の声はかき消され、我が家にいて町長の新年の挨拶を聞く術はない。
「わんわん!わおぉぉぉ〜ん!おぉぉ〜ぉぉ〜・・・
   「わわわわん!わんわん!わぁぉぉぉ〜〜ぉぉ〜・・・

町長の新年に向けての気合いを汲み取るかのように、はりきって鳴いている犬たちなのだけど、ぶっちゃけ(←古)私はささこのお陰様でこの町長の挨拶をまともに聞いた試しがないかもなのだ。
そしてまた、わが町は2005年春には近隣の市町との合併も決定しており、きっと来年のその時になっても私は現町長の声を聞くことは無いのかもしれない・・・。

←ミント色のタートルセーターで寒さもへっちゃら〜元気元気*
 洗濯して縮んだのをささ用にリメイクしましたの。似合う?

スルドイ犬

「おはよう おはよう わんわんたち。お腹空いた??」
いつものように朝のご飯タイムがやってきた。

ささこ達の食事は、夜は肉や魚・野菜と白米を煮た物を手作りしているが、朝は手軽に市販のドッグフードというのが定番のスタイルである。
数日前新しいドッグフードを買いに行った私は、どれにしようか選ぼうとしている内にP社の黄色い袋に目が釘付けになってしまった。そこに描かれているのは幸せそうな笑顔で微笑む柴ワンコ。
・・・うぅっかわいい〜(≧∇≦)
すっかりその写真に心を奪われた私はしばしその袋の前に立ち尽くし、ふと我に返るとコレ!コレしかないわ!と、その照り焼きチキン味3kgを抱えレジに向かったのであった。

さてさて、その日もそれぞれの適量を器に盛り、「はい どーぞ」の号令で犬たちは一斉に食べ始めた・・・はずだった。
勢い良くパクパクと食べているめいちゃんからささこの方へ視線を移すと、ささこは与えた食事には口を付けず何か言いたげに私の方を見上げているのだった。
「うーうー」(←明らかに不満の声)
「あれ?どーぞって聞こえなかった?」
ささこの場合「どーぞ」と言うだけではなく、手のひらで器をちょんとさわってあげるという動作もセットでないとその辺律儀なささこは本当に食べていいかどうか迷ってしまうらしいのだ。
・・・そーか〜ささこはお行儀がいいのね〜
めいちゃんが来てからというもの、ばたばたしているめいちゃんに気を取られてしまい、ささこの世話は簡略化してしまうことが度々あった。そんな自分に反省しつつ改めてささこには
「はいささちゃん どーぞ。」と、うやうやしく食事を勧めた。・・・・が
ささこは勧められた器に一度鼻を近付け、顔を上げると「フンッ」と鼻を鳴らし、そして私の方を向き「うーうー」と言うではないか。
なんだね?そりゃ どーいう意味ですか?ささちゃん・・・σ(--#)
「うーうー」
う〜むと思いつつも今度は1粒つまんでささこの口元に持って行き、「はい どーぞ」と差し出す。
するとプイッとそっぽを向き、絶対に食べることを拒否している。
「なんで?」 「うーうー!(だからさっきから言ってるでしょ!)」
「ささは・・・」 「うー(うん)」
「コレじゃなくて・・」 「うーうー(そうそう)」
「ほねっこがいいの?」 「うぉ〜!!(当ったり〜!!)」
・・・コラコラほねっこは主食じゃないでしょ。
要するにささこは今のドッグフードが気に入らないということらしいのだ。σ(--#)
味に飽きたと言ってもまだ3日しか経ってないのに〜もう食べないなんて、ひどい犬。
でもいいの。。。今はめいちゃんが好き嫌いなく何でも食べてくれるからこのフードも無駄にせずにすむから。。。はぁぁ・・・┐(´ー`)┌

でも・・・私がよこしまな気持ちで選んだドッグフードだというのがバレてるのかしらん???( ̄▽ ̄*)ゞ スルドイぞささこ!

 犬のささこ


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