犬のささこ

お取り置きする犬 / 強運の犬 / 字を読む犬 /観察する犬/それどころじゃない犬

お取り置きする犬

去年の6月にホームベーカリーを買ってからというもの、よっぽどのことがないかぎり絶えず我が家にはパンが常備してあるという状態が続いている。
朝食や、ちょっとコバラが空いたときなどに重宝しているが、人間だけでなく手作りのパンは犬たちにとっても大好きな逸品なのであった。

「ささちゃん、めいちゃん、 ほしい犬は〜?」
そう言うと、たいそう機嫌のいい犬たちが我先にと私の前にお行儀よくお座りするので、私はパンを1口大にちぎっては犬たちに向けて放るのであった。
「はい ささちゃん (ぽいっ)」
パクッ☆ あぐ あぐ あぐ あぐ… ゆっくりと噛みしめるささこ。
「はい めいちゃん (ぽいっ)」
パクッ☆ あぐあぐあぐごくん もっとちょーだい! あっと言う間に飲み込むめいちゃん。
食べる速度はそれぞれ違いはあるが、2口目からも私は交互に同じテンポで「はい ささちゃん (ぽいっ)、はい めいちゃん (ぽいっ)」と繰り返していた。すると4〜5口目からだろうか、
「はい ささちゃん (ぽいっ)」 パクッ☆ ぽと。。ささこは私が投げたパンを受け取るや否や自分の足元に置いた。
(あれ?ささはいらないの?)と思いつつ「はい めいちゃん(ぽいっ)」あぐあぐあぐごくん(←めこ) しかしその間もささこの目は『はいっ次!』と語っていたので続けて「はい ささちゃん (ぽいっ)」とささこに向けて次の一片を放った。
パクッ☆ ぽと。。。やはりささこは次の一片も足元に置いた。
「はい めいちゃん (ぽいっ)」
パクッ☆ あぐあぐあぐごくん もっとちょーだい! めこは相変わらず順調に食べていった。
・・・そんなこんなを繰り返し、私の手元にパンが無くなる頃には、ささこの足元には1口大のパンのかけら達がポロポロと並んでいたのだった。
ささは食べたくないの〜????もったいないじゃないか!(-"-)

しかし、「もう無いからね〜」と両手をピラピラさせて犬たちにおやつタイムの終わりをアピールしたとき、ささこはさっと行動に出た。
なんと、先程食べずに自分の足元に置いていたパンを『あ そう、じゃぁそろそろ食べようかな』と、今度こそゆっくりと食べ始めたのだ。。。(;¬_¬)ささちゃ〜ん・・・。

ささこが受け取ったパンを足元に並べるという行動の真相は、食べたくないからではなく「はい ささちゃん (ぽいっ)、はい めいちゃん (ぽいっ)」のテンポにささこのゆっくり食べる速度では着いていけないと判断し、しかもその時食べることを優先させていたのではめいちゃんに遅れをとり、分け前が少なくなってしまう!とまで計算した、お取り置き作戦であったに違いない。。。

そして作戦は成功し、『もっと欲しいよ〜ささちゃんいいなぁ〜』という姪っこの視線を受けながら、後から悠然と手作りパンを堪能するささこなのであった。。。

強運の犬

紗々子宛に宅配便が届いた。
なんだろう〜?」と思い、品名を確認すると『名作DVD3タイトルプレゼント』と、ある。
強運の持ち主の紗々子ちゃんはまたやってくれました!祝ご当選〜☆
箱をささこに差し出すと、まずはクンクンと臭いの確認。
「ほら、ささ当たったよ〜。すごいね〜えらいね〜ささちゃんは(^-^*」
ささこの功績を褒めちぎるとささこも「うぉーお〜!(くるしゅうないぞよ)」と、威張っている。
そしてさらに『・・で、中身は何なの?』と、そこに座って監視しているので、お伺いを立ててみる。

ささこの許可はおりた。
早速箱を開け、プチプチに包まれたDVDを取り出し、それもまた紗々子さんにお見せすると、クンクンと臭いを嗅いだ後、何やらものすごく何かを期待しているかのようにしっぽをぱたぱた振っていた。
そんなささこが見守る中「ほんっとにすごいよね〜ささは。」とプチプチを剥いていると、低いうなり声が聞こえてきた。
「う゛ぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「ハッ 何ですか?ささちゃん・・・?」
「うぉあおー!(それってささのなんでしょ!)」
「え?あ 美味しいのだと思った?」
「わん!おーおー!(そりゃそうでしょ!)」
そうなのだ。この前に紗々子宛に送られてきたのは、超高級ドッグフードだったり、写真採用謝礼のジャーキーだったりしたのでそれを覚えていたのかもしれない。
「そっか、でもこれ食べれないからジャーキーでもいい?」
「わんっ!」
今回は快くささこは承諾してくれた。ラッキー☆

ほんとにささこのくじ運の良さには毎回感謝です。
そろそろ『紗々子大明神』のお宮でも建てて奉らなくてはならないかも何て思ったり。
お稲荷さん代わりのキタキツネ(←めこ)もちょうどいるし。
御利益倍増!? いひひ( ̄▽ ̄*)

字を読む犬

ささこは漢字が読めるらしい。

犬用ジャーキーで『紗-さや-』という商品がある。初めは「おぉっ!紗々子の『紗』じゃないか!」なんていうノリで即座に購入してしまったのだが、ささこにとってこの柔らかタイプのササミジャーキーは、幾多あるおやつの中でも殊の外好きなもののようなのだった。
『紗-さや-』がある時のささこは威張っている。(-_-;)
まず、私から目を離さない。そして目が合うと「うぉっ(ジャーキー頂戴っ)」とすかさず言う。寝る間を惜しんで「『紗-さや-』が欲しいの!」とアピールしていのだ。どーでもいいようなお徳用ジャーキーの時には「ささ、ジャーキー食べる?」なんて私の方から声をかけても『今眠いからいい』と平気で断るような犬なのに、この違いは一体なんなのだろう…。

洗濯物を干していると、ささこは私の足元に着いて回り、隙あらば「うぉっ」と言って『紗-さや-』が欲しいことをアピールしていた。
「何言ってんのー。さっき食べたでしょ。もう終わり。」そう言って作業を続けるも、ささこは決して諦めない。おやつの入っている箱の前できちんとお座りをし、一生懸命しっぽを振っている。
「もぅ〜 ささは… もっと欲しいの?」 「わん♪」
「そぅか〜 『紗-さや-』好きなの?」 「うん♪」
「紗々子ちゃんの『紗』だから?」 「うぉぉ〜!」
「ささは漢字読めるんだ…」 「うん!」
「すごいねー。でもいつ漢字覚えたの?」 「・・・」
「ほんとはわかんないんでしょう〜?」  「・・・」
「でも紗々子ちゃんの『紗』は分かるんだ。」  「おー!(もちろん!)」
「う〜ん だから『紗-さや-』はささのなの?」 「うぉお〜!(そうだよ!だから早く頂戴!)」
そーか・・・妙に納得させられてまたついささこの言いなりになって『紗-さや-』を一片与えてしまう私。。。。ダメ飼い主だなぁ〜 ささこにもその辺は見抜かれているんだろうし。。。(^-^;)

ちなみにこのやりとりの間めいちゃんはそこら辺に転がってスヤスヤと爆睡中。。鼻先を私の足がかすめるのにも動じずぐーぐー寝てました。
そしてささこの交渉が成立した頃になって目を覚まし、『めーちゃんも欲しいなぁ』なんて、ちゃっかり御相伴にあずかるのだから、どこまで要領がいいんだか・・・。

観察する犬

羽化の最中の蝉を拾ってきたのです。

この蝉も久々にシャバに出てきて、まさか犬に羽化の瞬間を見られるとは思ってなかったでしょう。。。

それどころじゃない犬

昼間のカミナリ
怖くて家の中に避難中のささこ
背中にドッグフードを並べてみた
10個並んだ(^.^)

 犬のささこ


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