兄犬ぽっきーのこと。

ささこには ぽっきーという兄がいます。
兄妹の中で一番長くささこと一緒に暮らし、もらわれた先も近所なので、その後もずっと仲が良く、脱走した時はまっすぐお互いの家に直行して遊んでいるという、とても飼い主にとっては探す手間がかからない分かりやすい兄妹なのです。
私がぽっきーに会いに行くとぽっきーはいつでも笑顔で迎えてくれます。
ちょっととろいけど穏やかで優しい癒し系わんこ。ささこにとって唯一心を許せる犬。そんな犬がぽっきー。

しかし
ぽっきーは9月9日永い永い眠りにつきました。
今年でささこたち兄妹は、母ちびの年に追いつき、春先にぽっきーが咳をしていたというのを聞いてから(←フィラリアの予防はしていなかったようです。)少しずつ覚悟はしていたのですが・・・・・・・・・。
体調を崩したのは2週間前。「元気がなくご飯を食べない」という連絡を受け、ぽっきーに会いに行ってみるといつもは笑顔で迎えてくれるぽっきーが全く元気がなくがっくりと頭を下げていました。相当具合が悪くなっていたようです。
母犬ちびの時と同じ症状・・・ぽっきーに最期の時が来たのかも・・・そう思いました。

それからの日々は毎日朝晩の散歩の時、ぽっきーの家の方を回り、私はささことめいちゃんとお見舞に行っていました。
病院から処方された薬はぽっきー家の人々が「上手く飲ませられない」というので、私が代わって飲ませるようにしていました。
少しでも長く生きて!そしてもう一度ぽっきーの笑顔が見たい その一心でした。
初めの数日はチーズやハムの中に仕込んだ薬でさえ飲むのを嫌がっていたぽっきーでしたが、徐々に薬が効き始め、少しずつ食欲も戻り、初めにもらった5日分の薬を飲み終える頃には再び元気を取り戻し、自分からおやつをねだる程になっていました。奇跡的にその後の経過もとても良く、ぽっきーは人が近付くとぴょんぴょん喜び、おやつをパクパク食べ、わんわん吠えて来客を家族に知らせたりするまで回復したのです。
その時の薬は症状を緩和する対処療法でしかないとは分かっていましたが、再び戻ったぽっきーの笑顔に喜び、癒され、こんなに元気ならまだまだぽっきーは大丈夫かも。と安心した矢先のことでした。
8日の夜、またぽっきーの元気がなくなったとの連絡を受けたのです。
すぐに病院に行った方がいいと勧めましたが、夜間診療してくれる病院が見つからず、朝いちで病院へ駆け込もうと思っていたその朝早く、ぽっきーは亡くなってしまいました。
最期は実家である私の家の方を向いて倒れていたと聞きました。
ぽっきーはいつもささこのことを気に掛けてくれていて、ささこが「きゃんきゃんっ」と鳴こうものなら遠くから「わんわんわんわん(ささどーしたの〜?)」とぽっきーの声が聞こえていました。
ささことぽっきーの母であるちびが亡くなった日には、知らせたわけでもないのに自分で鎖を外して実家に駆けつけてくれました。
ぽっきー家の犬になってからもウチで生まれたことは忘れないでいてくれたぽっきーでした。
ぽっきー家の人々にも愛され、ぽっきー家のおじさんは会う度にぽっきーの自慢をしてくれました。
ただただフィラリアの予防をしていなかったのが残念です。。。もっと長生きしてほしかった。。。
ちびの時は体調を崩してから亡くなるまでの2週間の間、どんどん衰弱していくばかりで見ているのが辛かったのですが、ぽっきーは薬が効いて、たとえ一時でも元気を取り戻し、苦しむ期間が短かったのは良かったのかなと思います。

今はまだ涙は止まりませんが、旅立ったばかりのぽっきーが天国で迷わずにちびと逢えることを祈っています。
そしてささこにはぽっきーの分も長生きしてもらいたいと痛切に思っています。。。

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しめっぽい長文でごめんなさい。。。
読んでくれてありがとうございました。

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